えにわ日記(春)/2014-06-19

  • 前田 純一郎
  • 長崎大学 医学部 出身
  • 2003年 入局

 平成24年度の穂積先生、25年度の後藤先生に続き26年4月より北海道の我汝会えにわ病院およびさっぽろ病院で研修をさせていただいております。恒例ですので簡単なご報告をさせていただきます。

 えにわ病院はこれまでの先生方がご報告されているように、股関節・膝関節・肩関節・脊椎の手術に特化した病院で、年間手術数2000例を超える病院です。特に人工関節手術は日本一の症例数を誇っており、えにわ病院で年間800~900例(THA 450例、TKA 400例)、さっぽろ病院で400~500例(THA 350例、TKA 150例)の手術が行われています。

 私は現在、股関節外科特にTHAを中心に研修させていただいております。洗練された後方アプローチ、セメント/セメントレスTHAの使い分け、原臼蓋へのカップ設置、多彩なrevisionテクニック・・・など学ぶべき事がたくさんあり非常に勉強になります。何より私が驚いたのは、緻密なまでに決められた手術での役割分担です。術者はもちろん、第1助手、第2助手、脚持ち、それぞれの役割や使う器械・タイミングまでもが全て完璧に決まっています。止血、吸引などあらゆる操作がシステマチックで無駄がなく、手術機械も必要最小限で準備されています。
 
 手術のクオリティーを追及する一方、病棟では毎朝スタッフ全員での回診を行っており、一人一人全ての患者さんへ声をかけていくという姿勢は大変素晴らしく、ぜひ見習いたいものです。この病院に北海道中から(稚内や釧路などは普通、時に本州からも!)患者さんが集まってくるのも納得だと感じました。

 北海道に赴任して早2か月が過ぎました。当初は根深く残る雪に戸惑い、単身赴任の寂しさもあり不安な毎日でしたが、職場仲間にも恵まれ、ようやく仕事にも生活にも慣れてきました。現在私と同じように全国各地から国内留学生が集まっており(北海道大学、獨協医科大学、名古屋市立大学、大阪市立大学、福岡大学、佐賀大学)、同世代の先生が多くとてもいい刺激になっています。皆さん大変気さくで、しかも優秀な先生ばかりです。自分も長崎大学の名に恥じぬよう頑張らねばと痛感しております。
 
 最後に私事ですが4月からゴルフを始めました。スコアはまだ散々ですが、既に数回ラウンドにも行かせていただきました。今後も公私ともに充実した北海道生活を送ることができればと思っております。次回、えにわ日記(夏)でまた近況をご報告させていただきます。