Stryker Gamma 3 and T2 Intramedullary Nailing Surgen Course /2014-02-19

  • 滝田 裕之
  • 鹿児島大学 医学部 出身
  • 2013年 入局

 今回同期の小林恭介とともに2014年1月21日~1月25日までフランスのストラスブールで行われたStryker Gamma 3 and T2 Intramedullary Nailing Surgen Course 2014に参加させていただきましたのでご報告いたします。

 初日は移動日であり、パリのシャルル・ド・ゴール空港から時速320km/hを誇るTGVに乗りストラスブールへ移動しました。ストラスブールはフランスとドイツの国境のアルザス地方と呼ばれる地区に位置します。そのためレストランではエスカルゴなどを使ったフランス料理とソーセージなどのドイツ料理の両方を一度に楽しむことができました。また初日は時間に余裕があったため世界遺産であるノートルダム大聖堂に行き、歴史の深さを実感いたしました。

 2日目より今回のコースが始まりました。参加者は日本全国から約20名、その他各国から約20名の計40名でした。まずストラスブール大学構内にある研修棟でタグラン先生が行う大腿骨転子部骨折に対するγネイルの一例をライブで見学しました。この症例では“Fluoro Map”という新しいナビゲーションシステムを用いてより低侵襲な手術でした。このナビゲーションによりラグスクリューを正確な位置に1回で挿入することが出来るとのことでした。手術のライブが終了すると髄内釘手術の歴史や各部位での手術のポイントをわかりやすく講義していただきました。ストラスブールは古くより外傷の分野が発達しており、来年完成する新病棟は外傷だけで250床と日本では考えられない数字が衝撃的でした。

 午前中の講義を終えると、大学病院内の食堂で大皿一杯に盛られた料理をいただきました。味がどうというより量が半端なかったのですが、2人ともなんとか食べきることが出来ました。昼食を終えると、キャダバーを用いて大腿骨への髄内釘手術のデモンストレーションでした。残念ながら用意できたのが1体だけであったため参加者のうち2名が指名され、タグラン先生と一緒に行う手術を見学するという形でした。午前中に手術をライブでみていましたが、タグラン先生は手技の1つ1つを丁寧に教えながら進めていました。後輩の教育にも熱心に取り組まれている先生で、その姿勢にはとても印象的でした。

 夜はストラスブール市内にあるビストロで懇親会でした。私たちは愛知と東京から来られた先生方と同席でしたが、アルザス地方の特産である白ワインをたっぷりと堪能いたしました。途中からはワインの乾杯が始まり、大盛り上がりとなりました。盛り上がりすぎて最終的に2人の先生が酔いつぶれてしまう飲み会となってしまい、日本以外の各国の先生からは“Japanese crazy”と言われてしまいましたが、サムライ魂を見せつけることが出来たと全員意気揚々とホテルに帰りました。

 3日目は前日同様手術のライブの見学から始まりました。この手術では同じ大腿骨転子部骨折でも術者が自分たちと同じ立場であるSenior residentが行っていました。術者はかなり慣れた手つきで手術を行っており、かなり刺激を受けました。手術のライブが終わると前日の講義の続きがあり、コースは無事終了しました。

 まとまりのない文章になってしまいましたが、今回初めての海外研修を終え、2人とも英語力のなさを痛感させられました。次回このような機会があれば、もっと英語力を向上させより多くの知識を学ぶことが出来るよう努力しようと思います。また、今回は日本全国の先生方と知り合う機会ができたのも大きな収穫でありました。

 最後になりましたが、お忙しい中このような貴重な機会を与えてくださった尾﨑教授・宮本俊之先生をはじめ、留守でご迷惑をおかけした諸先生方に感謝申し上げます。