Congenital Deficiencies Live Surgery Tutorialに参加して/2014-01-24

  • 松林昌平
  • 長崎大学 出身
  • 1997年 入局

 2014.1.13から1.16までフロリダのウエストパームビーチで行われたCongenital Deficiencies Live Surgery Tutorialに参加しましたので、報告します。内容は先天的に大腿骨、脛骨、腓骨が無い患者を如何に治すかということです。一般的な整形外科医の治療とはもともと正常なものが変形して、それを治すというものです。外傷、変形性関節症、脊椎にしても基本は同じです。今回のコースでは先天的に全く無いもの、もしくは少ししか無いものを言わば創造するような治療を勉強することができました。具体的には関節を手術で再建し、創外固定で骨を伸ばして脚を造るということです。
 コースは朝の7時から朝食を食べながら講義が始まり、手術をモニターで見学し、また昼食を食べながら講義を受けるというものでした。主催者のDror Paleyは難しい手術を難なくこなし、講義もすべて自分でこなしていました。スーパーマンの様な人です。この人は変形矯正の世界では有名人です。日本では性格が悪い、人の業績を盗むと評判の悪い人です。ただ私に言わせれば自分の業績を英語論文にしない人が悪いし、文句があるなら直接本人に言えばいいだけのことです。Dror Paley自身はたくさん論文を読んでいますし、実際に世界中を訪れて手術を直接習っています。是非、私たちも見習いたいものです。
 コースには医者が30人ぐらい、理学療法士が20人ぐらい参加していました。日本からは佐賀整肢学園こども発達医療センターの和田先生と私の二人でした。和田先生は小児整形の英語論文を20以上書いており、私にも色々教えてくれました。参加者は南米からが多く、スペイン語が飛び交っていました。メキシコ人に私のカパカパ携帯を馬鹿にされたので、Japanese most advanced cell phoneと言っときました。
 このコースを通じて、国内外には逆立ちしてもかなわない優秀な人がいるということを再確認しました。その人達を目標として日々研鑽したいと思います。また自分は創造性豊かな仕事がしたいと強く感じました。そして今回得た知識を日本のために使いと思います。