サンフランシスコ研修を終えて/2014-01-09

  • 白石 和輝
  • 長崎大学 医学部 出身
  • 2013年 入局

 報告が遅れましたが、6/24〜6/28にサンフランシスコのUCSF(University of California, San Francisco)に研修にいかせていただきました。

 研修させていただいたUCSFはサンフランシスコ市内に主に4つのキャンパスを持つアメリカでも有数の大学です。私も研修医で内科を回っている時に勧められて読んだUCSFに学ぶできる内科医への道という本で名前くらいは以前から知っていましたが、今回実際に見学させていただき様々なことを体験できました。その一部ですが、印象深かったことを紹介します。

 ラボ見学・・・今回お世話をしていただいた千葉先生を始め、いくつかのラボを見学させてもらいました。どのラボも専門性が高く研究材料も充実しており、自分の目的にあった研究ができる環境が整っていたように思います。一番日本と違うことは研究分野に関しても分業制がはっきりしていることで、例えば問診にしても何百と質問をする担当の人がいたり、ラットの行動観察も助手の仕事であったり。こうすることで、切り口をかえるだけでいくつもの母集団が充実した大規模な試験ができるという印象を受けました。

 病院見学・・・SFGHの救急部やOrthopedic trauma instituteを見学させていただきました。市立病院で24時間受け入れをしているため、常に銃を持った警官やパトカーが入口で警備をしているのが印象的でした。また、トリアージがはっきりしすぎていて重症度の低い患者がストレッチャーで廊下に待っており、スタッフ側も当たり前のようにそこの場所を一区画として扱っているのにも驚きました。仕事はやはり分業制で日本みたいに主治医の譲り合いのようなことになることは絶対にないそうです。Orthopedic trauma instituteではカンファランスが早朝から開始され、レジデントは話を伺うに大変だなと思う生活を5年続けていました。また、施設の地下にはカダバーを用いて医療器具やinstrumentの開発を行っており企業などもやってくるところはさすがだなという印象を受けました。

 プレゼンテーション・・・グランドラウンドの見学で学生、レジデントのプレゼンテーションを聞く機会がありました。次の就職につながるので必死のようなのですが、話下手でカミカミの私はその上手さにただただ感心するばかりでした。

 その他にも留学生活の苦労話、サンフランシスコでの生活、アメリカ独自の文化、英語力などまだまだ書き足りませんが、様々な事を色々な先生方から伺うことができました。市内観光も色々なところに行き、楽しく充実した研修でした。こういう機会をいただいた尾教授を始め、今回お世話になった千葉先生や留学なさっている先生方に感謝を申し上げます。