サンフランシスコでの研修を終えて/2013-10-22

  • 飯田 健
  • 長崎大学 医学部 出身
  • 2013年 入局

 2013年の5月11日から18日の8日間サンフランシスコのUCSF(University of Califolnia , San Francisco)見学に行ってきたので報告致します。

 UCSFはカリフォルニア大学群の中でも主に医学分野を専門にした国際的な大学院大学であり、現在サンフランシスコ市内に持つ4つのキャンパスを拠点として、市の運営する病院やあらゆる研究機関等との連携を図っている大きな組織です。整形外科医局員であり、サンフランシスコで2年間研究をされている千葉先生にUCSFの関連する病院や研究施設を、また、その一つであるSFGH(SanFrancisco General Hospital)では、その病院でリハビリ医として勤務されている長尾先生より案内をしていただき、最後の3日間はOrthopaedic Trauma Courseの学会に参加してきました。その中で強く印象に残ったものをいくつか紹介させていただきます。

 一つはParnassusという大学病院で毎週行われているGroud Roundという症例発表を見学した際に、私と同期にあたるSenior Residentの発表内容が素晴らしかったことでした。経験した症例を、関連する最新の論文の内容も取り入れ、問題点も明確にしながら発表を行い、上級医との質疑応答にもそつなく答える姿には大変刺激を受けました。

 二つ目はSFGH見学の際に、様々な点において日本とシステムが異なっている点でした。
基本的に分業制となっており、例えばICUでは呼吸や循環、栄養の管理においても各々の専門のスタッフが管理を行い、Drが手術に専念出来る環境が整っており、研究においても資料の整理、研究のほとんどをDr以外の専門が行うといった徹底ぶりでした。
また、外来では学生や下級医が先に問診をとり、画像や検査を含め診断の検討をしたのちに上級医が診察、問診を行うという教育に力を入れた方針も魅力的でした。

 三つ目は学会での発表の合間にあったワークショップですが、新しい形状のプレートやVAC、BRAINLABといった最新の医療機器を知り、実際に試行することが出来たのはとても良い経験になりました。

 また、研究機関であるMission Bayで実際に研究されている千葉先生にlaboや研究内容を見せていただいたり、また海外での生活状況を聞き、そして目の当りにすることで、私の研究に対する意識も大きく変わりました。

 英語力も拙く、私の感じた事以上に得るべきものは多かったとは思いますが、今回の研修を通じて大変多くの感銘を受け、心に残るものがありました。
今回お世話になった千葉先生、長尾先生をはじめとした多くの方々にお礼を申し上げると共に、このような機会を下さった尾崎教授、諸先生方に深く感謝申し上げます。