久留米Chiariセミナーに参加して/2013-08-12

  • 前田 純一郎
  • 長崎大学 医学部 出身
  • 2003年 入局

 7月28日〜31日に久留米大学医療センターで開催されたChiariセミナーに参加して参りましたのでご報告いたします。このセミナーは今回で13回目を迎え、長崎大学は第1回目から参加しているという由緒あるセミナーです。

 初日の講義に始まり、翌日から実際に助手として手術に参加させていただきました。4例のChiari+大腿骨外反骨切り術を見学させていただきましたが、いずれも確立された哲学に基づいた無駄のない手術で圧巻でした。なかなか経験することの少ない手術法ではありますが、若年者の進行期〜末期股関節症に対してやはり素晴らしい威力を発揮する手術法だと実感いたしました。

 セミナー期間中には井上明生名誉教授の講義を受けに柳川リハビリテーション病院にも行って参りました。これまでにChiari手術を1000例以上行ってこられたとのことで、手術法の歴史や変遷、理論などを大変丁寧に指導していただきました。実際の手術のコツはもちろん、注意を要する症例やどのような時に追加手術(外反骨切り、骨移植、腱切り)を要するか、後療法はどうするか、などなど非常に内容の濃い講義でした。他にもリハビリ回診の見学や、股関節治療で話題の“jiggling(いわゆる貧乏ゆすり)”を行う機械体験など非常に貴重な勉強をさせていただきました。

 またセミナーでは恒例ですが、夜の懇親会も有意義なものでした。同世代の先生が多かったこともあり、共通の話題が多く大変楽しませていただきました。いつもながら全国にはすごい整形外科医がたくさんいるものだといい刺激を受けます。今後学会等で再会する日が楽しみです。

 最後になりますが、今回久留米大学医療センターの大川准教授、井上名誉教授をはじめ病院スタッフの方々には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。またセミナー参加を勧めてくださった尾崎教授をはじめ、長崎大学の諸先生方に深謝いたします。この貴重な経験を少しでも長崎の医療に還元できればと思います。