日本整形外科学会専門医試験 奮闘記 Ver.4/2013-07-10

  • 本田 祐造
  • 鳥取大学 医学部 出身
  • 2008年 入局

 H20年入局の本田祐造です。諸先輩方につづいて整形外科専門医試験を受験について報告させていただきます。今回は、専門医試験へ必要な準備・勉強法など(私見ですが)を述べたいと思います。

 まず受験に必要な準備ですが、受験資格を得るためには7月までに①症例レポート(指導医Check必要)②経験した症例の疾患名150症例以上(指導医Check必要)③経験したことに対する指導医の評価表④これまで書いた論文1例、発表2例の抄録⑤研修歴(指導医・院長印鑑必要)⑥研修医手帳の提出が必要となります。

 わたしの場合は異動時期と重なったため、経験した150症例など単純作業のものは5月中に終わらせて(この作業が4~5時間かかります)、症例レポートは6月中ころに作成しはじめました。症例レポートに関しては試験2日目の面接で質問されるため、オーソドックスな症例や、発表した分野・自分の得意分野で固めることをお勧めします。特に代謝・腫瘍は症例がそれほど多くないため、難しいと思いますが、私は「膝偽痛風」「glomus腫瘍」でレポートを作成しました。この2つの分野は症例がそれほど多くないと思うので、これから専門医試験を受ける先生は経験した時点でレポートを作成するつもりで考えても良いかもしれません。

 勉強は「整形外科卒後研修Q&A」を中心にやりました。この問題集から一定の割合で同じ問題が出てきます。同じ問題が出たら確実にとれるように、できれば3回程度は繰り返し行った方がよいかと思います。一旦始めた時期は8月頃でしたが、学会準備や日々の業務のため、連続して解く時間をなかなか確保できず、実際には12月になってようやく本腰を入れて勉強し始めたといった感じでした(私見ですが、余裕をもって10月頃からスタートできれば万全の態勢で臨めるのではないでしょうか)

 勉強方法は、まず問題集を解き、解答を参考書で調べるといった感じでやりました。わからない問題や微妙な問題には解く段階でCheckをつけていきましたが、初回はCheckだらけになりました。1分野を解いて、解答を参考書で調べ、ポケットサイズのメモ帳にメモしていくといった形でやりましたが、だいたい1分野を終えるのに2~3日程度かかります。一通り終わったのが12月後半。やばいなと思いながら2回目にとりかかりました。2回目はCheckしたところ中心にやりました(Checkしていないところも目を通しました)。忘れてたり、微妙だと思うところにさらに別の色でCheckをつけていきました。2回目は分野にもよりますが、1日で1分野~2分野解くといった感じでした。この際も調べてメモ帳に追記していくといった形でやりました。2回目が終わったのが1月初旬。メモ帳も4冊に膨れあがっていました。この時点で試験まで2週間。3回目は全部見る余裕はないため、Checkのみ解くといった方法をとりました。3回目が終わったのは試験まで1週間程度前でした。結局、合計3回「整形外科卒後研修Q&A」を解いたことになります。

 この時点で2年分の過去問題を解いてみましたが、おおよそ8割くらいの正答率でした。(おそらく本試験は7割あれば合格なのでしょうか??)また、いくつか出版されている「整形外科ガイドライン」からも出題されるようです(わたしは知らずに目を通してませんでしたが。。。)

 また、今回使った参考書は「標準整形外科」「整形外科クルズス」「Knack&Pitfalls」「New MOOK」「骨軟部腫瘍・臨床・画像・病理」その他、整形外科の雑誌類を参考にしました。基本は「標準整形外科」、腫瘍は「骨軟部腫瘍・臨床・画像・病理」で大丈夫だと思います。

 以上、専門医試験の勉強法など報告させていただきました。これから受験する先生の一助となれば嬉しいです。がんばってください。