2012 Asian Cadaver Workshopに参加して/2012-04-19

  • 前田純一郎
  • 長崎大学 出身
  • 2003年 入局

3/31にシンガポールでDirect Anterior Approach THAのcadaver workshopが開催され、尾崎教授、後藤先生と共に参加させていただきましたのでご報告いたします。
日本はまだ寒い季節だったのですが、現地では空港に降り立った瞬間から予想以上の蒸し暑さで、さすが赤道直下のシンガポールといった感じでした。今回の会場はNational University Hospital内のKhoo Teck Advanced Surgery Training Centreという所でした。個人的にcadaver workshopは初めての参加だったのですが、海外には立派なsurgical trainingを行う施設があるのだということに感心させられました。
Workshopに先立ち、まずDAA THAについての講義がありDAAの基礎を色々と教えていただきました。その後いよいよworkshopへ。4人ずつのグループにそれぞれ2体のcadaverが準備されましたので、左右に分かれて1人1執刀できるという非常に貴重な体験をすることができました。皮切のポイントに始まり、血管の処理の仕方やレトラクターをかける位置・角度など細部に亘って丁寧に指導していただき、終刀の頃にはまるで数例分の手術を経験したかのような感覚になっていました。Cadaver workshopの醍醐味を十分に味わえたと思います。これまで後方THAしか経験のなかった自分にはとにかく全てが新鮮で、前方から見ると普段見ている短外旋筋群もこんなに違うものかなどと大変勉強になりました。
夜には情報交換会として他大学の先生方と交流することができました。ご高名な先生方に囲まれて恐縮ではありましたが、気さくな先生ばかりでTHAの話はもちろん、色々な話に花が咲き、シンガポールの素敵な夜を満喫させていただきました。
また勉強の合間には皆でマーライオンを見に行くなど観光することもでき、大変有意義な時間を過ごすことができました。教授の思い切ったご提案でマレーシアまで行ってみたこと(何故かインド映画を観ました)などは一生の思い出です。
新入局の先生や研修医の先生、学生の皆さんも機会があればぜひセミナーや学会などに参加してみてください。そして“楽しく学ぶ”ことの充実感を味わってください。
最後になりましたが、このような貴重な機会を与えてくださった尾崎教授をはじめ諸先生方には心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。