帝京大学外傷センター・骨折診 研修レポート/2012-03-11

  • 田浦 智之
  • 久留米大学 出身
  • 2006年 入局

H18年 入局 田浦 智之です。
今回、福島達也先生、田口憲士先生に続き、帝京大学外傷センター・骨折診フェローシップにて約1ヶ月間程、研修させていただきました。
まず前半は外傷センターフェローより研修開始。外傷エキスパートである新藤先生(骨盤)、井口先生(脊椎)、黒住先生(四肢外傷)を軸としており、全身あらゆる部位の粉砕骨折に対しても見事に整復・固定されている事に感動するばかりでなく、併存する腱・靭帯や血管・神経縫合、植皮術そして熱傷といった分野まで精通しておられ、大変感銘を受けました。
後半の骨折診フェローでは松下隆教授、寺本司先生、竹中信之先生、高木先生(H15年 入局/国内留学中)方々に御教示いただきました。骨折診についての説明をすると新鮮骨折の治療は先に示した外傷チームが行います。片や、骨折診は変形治癒、偽関節、骨髄炎、外傷後変形関節症といった症例に対しての加療を行います。同フェローでは複雑な変形矯正に対するユニラテラル型の創外固定器とリング型創外固定器とを併用しての矯正等、見たことすらないような治療法も経験することができました。
これは外傷センターフェローでも言えることですが、教科書には載ってないような症例も多く上記諸先生方からの御教示に加え、骨折診フェローでは後に記載するSmith&Nephew社での研修を行っていく上で少しずつ理解することができました。
フェロー期間中、週1回Smith&Nephewの本社で骨折についての治療戦略だけでなく、実際にTaylor Spatial Frame・Ilizarov等のリング型創外固定器を用いて様々な形の模擬骨(様々な変形パターンあり)の矯正を行っていくという実践手技に近い研修もさせて頂きました。この機会に改めて創外固定の原理・応用についても学ぶこともできました。実際に自分でやってみると様々な疑問点が解消されたり、術中に執刀する先生から御教示いただいた事が理解できたり等、大変勉強になりました。
田口憲士先生のレポートにもありますが、外傷や変形矯正について興味ある方は帝京大学病院へのフェローは大変有意義なものと思われます。そのためには当大学病院での勤務が何より近道かと思われます。
最後に、今回、帝京大学病院への研修を許可していただいた尾崎教授をはじめ、同門の先生方及び帝京大学病院の先生方、スタッフの皆様には心より感謝申し上げます。
以上、全く面白みのない文章で誠に申し訳ございませんが、帝京大学病院フェローレポートを締めさせてもらいます。