嬉野医療センター 整形外科/2011-05-12

  • 島内 誠一郎
  • 長崎大学 出身
  • 2007年 入局

 こんにちは、平成19年度入局の島内誠一郎といいます。
 現在、佐賀県嬉野市にある嬉野医療センターという病院で勤務をさせていただいています。嬉野市といえば温泉とお茶でご存知かと思いますが、他に何があるか知っていますか?そうです、他には何もないんです。(怒られるかな?)市町村合併で〝市″という名前になっていますが、元々は藤津郡嬉野町で山の中にある小さな町です。まわりでお店と言えば、「ほっともっと」、「ジョイフル」、「ローソン」、「セブンイレブン」、「エレナ」、「マルキョウ」、ぐらいで「ジョイフル」、「ローソン」、「セブンイレブン」以外は夜10時までには閉まります。幸い、私は家族連れなので食事には困りませんが、独り身の人は食事にも困るようです。ちょっと言い過ぎたかもしれませんが、そんな片田舎のこの病院に勤務が決まった時は「地域医療崩壊」、「医師不足」などの文字が頭をよぎっていました。ところがどっこ、どうでしょう。いざ来てみると整形外科だけでも長崎大学5名、佐賀医科大学2名の計7名の医師がおり、さらに外科6名、心臓血管外科4名、脳外科3名、呼吸器内科4名、消化器内科6名、循環器内科5名、腎臓内科1名…etc、総勢74名(うち研修医2名)の医師が常勤しており精神科以外の患者であればほぼ受け入れ可能な充実した病院ではありませんか。しかも、麻酔科をはじめとした他科の医師も非常に親切ですし、看護師をはじめとしたコメディカルも非常に働き者で骨折など外傷患者は道具さえそろえばほとんどその日のうちに手術まで終わってしまいます。はじめはこのスピードについていけずにオロオロしていましたが、最近では心地よさを感じています。ちなみに、このような環境ですので他の科の手術も多く、特に心臓血管外科は佐賀でも1,2を争う手術件数とのことです。こんな田舎なのにねえ…。(ほんとに怒られるか?)
 この病院の特長として佐賀医科大学・長崎大学・九州大学の医局から医師が派遣されていることがあります。先にも書きましたが、整形外科も佐賀医科大学から2名の医師が派遣されています。正直、他大学の先生と働くのはとても新鮮です。他の大学の話をいろいろ聞けたり、考え方が少し違ったりして今まで当たり前と思っていたことを少し考え直したりすることができます。それになんとなく人脈や世界が広がったりした気がします。H23年1月現在、嬉野に来ている佐賀医科大学の先生はH18年入局、H21年入局の2人で歳も近くよく飲みに行っています。彼らとの出会いは今後の人生で非常に大切なものになると思います。(写真参照)
 1000字という字数制限があるのでここらへんで終わりにしますが、まだまだ嬉野の魅力は語り足りません。もっと知りたい方はぜひ嬉野医療センターへきてください。また、私は佐賀県出身なのですがこのように県外にも関連病院があり(他にも北九州や大分にもありますよ)、他大学との交流を持つ機会があるのは歴史ある由緒正しき長崎大学整形外科医局だからだと思います。なにかの縁でこの文章を読んでいる方が少しでも嬉野医療センターや長崎大学整形外科に興味を持っていただければ幸いです。