独立行政法人国立病院機構長崎病院/2011-04-12

  • 坂本 和隆
  • 長崎大学 出身
  • 1998年 入局

 こんにちは。平成10年卒の坂本和隆といいます。
 独立行政法人国立病院機構長崎病院は長崎市南部の高台に位置しており、景色と空気の良いことが特徴です。長崎の繁華街である思案橋にもバスで約15分で行くことができます。最近バイパスが開通しまして、市内各方面にアクセス良好、さらに高速道路にもすぐのることができます!
 病床数は240床で、小児科・内科・整形外科・リハビリ科・緩和ケアの医師が常勤しております。当病院は急性期治療もさることながら、慢性期治療に重点を置いており、小児科での発達障害や神経筋疾患治療、緩和ケアでの終末期治療などが特徴として挙げられます。整形外科においては急性期治療とともに他病院で急性期治療 を終えた方の転院リハビリ、比較的時間を要する保存的治療等も引き受けております。
 整形外科医は部長・中西先生を含め二人体制で、年間80-100例ほどの手術を行っています。大腿骨頚部骨折、手関節骨折などの高齢者に好発する骨折に対する手術が大半を占めます。保存的治療としては、脊椎圧迫骨折・廃用症候群・変形性膝関節症等が多いです。高齢者が中心であるため、高血圧、心疾患、糖尿病、呼吸器疾患、腎機能低下などの合併症についても治療を並 行して行うことも少なくありません。
 この病院に勤務して痛感したことといえば、高齢化社会に伴う問題が深刻になりつつあるということです。孤立・老老介護・認知症・貧窮などの問題をもった患者さんが入院して、退院してゆくためには、単に外傷・病気の治療だけでは十分ではないのです。一人暮らしができなくなったり、病気の夫の介護ができなくなったり、入浴・炊事などができなくなったり…これらの問題も一緒に解決する必要があると考えさせられるケースがたくさんありました。患者さんの家族構成・生活様式・住居形態・収入などを把握して一緒に相談することが大事であることをあらためて認識させられました。
 さて、ちょっと先の話ですが、この病院は2014年に新病院に生まれ変わる予定です。詳しい話はよくわからないのですが、新聞にも取り上げられており、ショッピングモールを併設するらしいです。院内・院外ともに魅力ある病院になると思いますので、皆さんも一度研修に来られてみてはいかがでしょうか。