北九州市立八幡病院 整形外科/2011-03-15

  • 黒木 一央
  • 長崎大学 出身
  • 2008年 入局

 H20年入局の黒木一央です。私は現在、北九州市にある北九州市立八幡病院で勤務しています。長崎大学整形外科の関連病院としては大分県立病院と並び長崎から最も離れた場所にある病院です。今回は医学生のみなさんや研修医の先生方に向けて当院の紹介をしたいと思います。
 北九州は、長崎から遠く離れて孤立しているかと思いきやそんなことはなく、内科・外科・形成外科・麻酔科など長崎大学から来られている先生が数多くいらっしゃいます。長崎大学病院の研修協力病院でもあるため長崎大学からの初期研修・後期研修医の先生もいて、そんなにアウェー感はありません。また北九州といえば物騒な地域をイメージしてしまうのは私だけではないと思いますが、ここに来て1年近くが経ちましたが現在のところこれといったトラブルもなく平穏な日々を過ごしています(ただある先生は当直中に愛車を盗難され、証拠隠滅のため車内に消火器をまかれ廃車になるという悲惨な目に遭われた方もいます。やはり注意は必要ということでしょう)。新幹線や都市高速など交通の便もよく、比較的住みやすい土地だと思います。
 さて、当院の整形外科は野口副院長をはじめ計5名で診療を行っています。分野としては骨折等の外傷治療がほとんどです。救命救急センターがあり外科・脳外科Drが常に待機しているため時折重症の外傷症例が運び込まれます。そういった症例ではhigh energyに起因する開放骨折や軟部組織障害を伴う骨折を合併することも多いため、初期治療として緊急での創外固定を行っています。その後、全身状態の改善を待って2期的手術を行い、機能障害を最小限に抑えるよう治療に取り組んでいます。慢性疾患の手術を行っていないというデメリットはありますが、整形外科の基本ともいえる外傷・骨折の治療を重点的に診ることができる点は研修医の先生方にとってメリットになるのではと思います。また当院は小児科医が20人以上いる小児科が充実した病院であり、それにより小児外傷・骨折の症例が非常に多いのも特徴です。小児科のバックアップがあるため安心して治療に当たることができます。
 以上、簡単ではありますが当院の現状を述べさせていただきました。救急の患者さんは受診されますが周辺に総合病院も複数あるので症例は分散され、仕事に忙殺されるということはありません。勉強もしながらちょっと北九州をenjoyというのもいいのではないでしょうか?医学生・研修医の皆さんが少しでも整形外科に興味を持っていただけたら嬉しく思います。