サンフランシスコ研修(第1班 2017/4/22-4/30)/2017-05-11

  • 相良 学
  • 長崎大学 医学部 出身
  • 2017年 入局

サンフランシスコはとにかく坂が多く、山の斜面にも家が乱立しており、加えて海に接しているため、第一印象は『長崎に似ている』でした(スケールは全く違いますが)。少しサンフランシスコに親近感がわき、はじめての地での研修に対する緊張と不安が少し和らぎました。

サンフランシスコ到着時、案の定時差ぼけしておりました。佐田先生のアドバイスにより、とにかくホテルには戻らずひたすら眠気に耐えながら各所を巡りました。
最初は佐田先生が研究されているMission Bayラボへ。広場を中心に整然と建物が建っており、いかにも都会な雰囲気(広場のオブジェは意味不明でしたが)。中も覗かせていただきましたが、外見同様整然とし、カフェがあり、広いデスクがありと研究が捗りそうな環境という印象でした。
 次に向かったのは佐田先生のご自宅。シェアハウスでしたが、1ルームで1か月の家賃は1000$程度とサンフランシスコの地価の高さを痛感しました。
 その次に向かったのは動物園。もうこの時点で目は半開きで、眠っている動物に親近感を感じたのを覚えています。夕方になりホテルにやっとチェックインし、泥のように眠りました。

 2日目、佐田先生のアドバイスのおかげか時差ぼけはほとんど解消されており、朝からMission Bayラボにて佐田先生のミニレクチャーを受けました。いかに効率よく文献検索を行い、論文を書くかを丁寧に教えていただき、論文が書ける気になりました。
天気が良かったことから、当初3日目に行く予定だったスタンフォード大学へ急遽向かうこととなりましたが、スタンフォード大学の大きさには度肝を抜かれました。大学であるものの観光地としても有名であり、学生より観光客の方が上回っている状態でした。ただ困ったことに休日だったことからシャトルバスがなく、入口の門から建物までの距離は歩いて15−20分かかる距離があるため、見学して帰る時には疲れ切った身体にムチ打たれる気分を味わえました。観光には最高の天候でしたが、シャトルバスがある平日に行きたかったというのが本音でした。

 3日目、朝早くからGeneral Hospitalで行われた外傷カンファレンスに参加しました。はじめに2年目のレジデントが症例提示を行い、続いて1年目のレジデントが症例提示を行っていました。要点をまとめて手早く症例提示するため、X-pで骨折部位がわかったとしても、もともとlistening能力が低い自分にとっては何を言っているのかわからない状態でした。しかし、上級医と症例に対して堂々と意見を交わしているところは印象的でした。


4日目、3日目同様General Hospitalでの外傷カンファレンスに参加させていただき、カンファレンス終了後はアルカトラズ島へと意気揚々と向かいました。Pauwel駅から出る情緒あふれるケーブルカーに乗ってピア39へ、そこからアルカトラズ島へのフェリーに乗り込み、波と激しく吹き付ける風に揺られながらアルカトラズ島に上陸しました。脱獄不可能と言われた所以は、この海流の速さと冷たい海水であることを知ったときは納得しました。オーディオガイドを聞いて施設内を巡っていると、あたかも自分が物語の中にいるかのような気持ちになりました。サンフランシスコ観光の中で一番心躍ったのは間違いありません。

5日目、朝早くからパルナサスにてグラウンドラウンド(UCSF整形外科の勉強会)に参加させていただきました。レジデントが症例発表を行い、その症例に対する治療方法の選択などを専門医に質問する形式でした。その後、Spine Hospitalから参加していた先生の講演が行われました。内容は『重度な成人側弯症に対して椎体除去術が有用』『Haloによるけん引も有用』というものでした(たぶん)。その後佐田先生のHR-pQCTについてのミニレクチャーを受け、午後からは4月から1カ月間実習を行っている関西医大6年生2人の発表に参加しました。2人とも英語の発音が素晴らしく、症例に対しても十分調べていました。

6日目、佐田先生の車で観光地を巡りました。ロンバートストリート、コイトタワー、ゴールデンブリッジ、サウサリート、ツインピークス、すべて写真におさめ満足しました。
7日目、ヨセミテ国立公園ツアーに参加し、アメリカの広大な自然を堪能し尽くしました。岩壁にロッククライムしている人を見たときには驚きましたが(遠すぎて肉眼では見えませんが)、降りるときどうするのだろうという疑問を抱きつつバスに揺られながらサンフランシスコ市内へ帰りました。OTUに参加されていた現在福岡整形外科病院で勤務されている徳永真巳先生(長崎大学医学部 平成2年卒)と食事する機会があり、整形外科として身に着けるべきものについてご教授いただき、大変有意義な時間を過ごすことができました。

この研修を通して、サンフランシスコの素晴らしさを発見したことはもちろんのことですが、General Hospitalのレジデントや関西医大6年生2人の姿をみて自分の甘えを自覚するとともに、彼らと今後対等に渡り合っていくためにも更に努力する必要があると感じました。

最後に、このような機会をいただき本当にありがとうございました。