えにわ日記(秋)/2015-01-05

  • 前田 純一郎
  • 長崎大学 出身
  • 2003年 入局

 皆様明けましておめでとうございます。
北海道は日に日に路上脇に積もる雪山が大きくなり、すっかり雪国らしくなってまいりました。今年は九州も雪が降ったとのことですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
 北海道の秋は驚くほど短く、お盆を過ぎたかと思えばあっという間に冷え込み始め、11月上旬には早くも雪がちらつくという儚いものでした。
 そんな中、9月上旬には尾﨑教授が北海道にお越しになりました。えにわ病院では毎年、研修中の各大学から教授をお招きし、手術をしていただくことが恒例となっています。尾﨑教授には昨年に引き続きTHAを執刀していただきました。Crowe Ⅱ~Ⅲで亜脱の強い症例でしたが、いつも通りの後方MIS-THAを行っていただきました。私も助手として一緒に入らせていただきましたが、久しぶりに教授の手術を間近で拝見できて光栄でした。もちろんインプラント設置は流石の一言で、術後カンファランスの時も非常に誇らしい気持ちでレントゲンを出させていただきました。夜には増田理事長や菅野院長たちと一緒に北海道の海の幸をいただき、翌日には初めてゴルフもご一緒させていただきました。4月からこの日のために密かに練習していた私ですが、僅差(確か3打差だったかと・・・)で教授に敗れてしまいました。また長崎に戻りましたらお手合わせ願いたいものです。
 仕事についてですが、半年間の股関節班研修が終了し、先日の股関節学会では海綿骨温存型THAの発表をさせていただきました。今後も1月に北海道整形災害外科学会、2月に人工関節学会で発表の予定です。
 そして10月からは心機一転、膝班で研修させていただいております。年間400例を超えるTKAは日本でも有数の症例数です。こだわり抜いたmeasured resection techniqueとPSインプラントの組み合わせをスタンダードとし、症例に応じてCRやCS、semi-constrained 、stem extensionなど様々なオプションを駆使して対応しています。特に最近トピックスとなっているmid-flexion instabilityにも十分配慮した手術が行われており、安定感がありかつ可動性のよい人工膝が実現されています。またこれまでなかなか経験する機会の少なかった再置換症例も経験することができ、インプラントの抜去方法やjoint line決定の仕方など大変勉強になっています。少しでもその技術や知識を自分のものとして吸収し、長崎で実践できればと考えています。

 北海道生活も残すところあと3か月ほどとなりました。本格的な冬がやって参りますが、覚えたての雪かきで何とか凌ぎつつ、実りある研修ができるよう頑張ります。

 余談ですが年末に行われました大忘年会(300人超の規模です!)の芸では我々研修医が見事1位を収めることができました。おかげさまで余興の方は間違いなく実力をつけることができたと自負しております。

 それではまた年度末、研修修了の折にでもご報告をさせていただこうと思います。
最後になりますが、平成27年が長崎大学整形外科学教室にとって更なる飛躍の1年となることを祈念いたします。