大腿骨頭壊死

研究員

  • 宮田倫明
  • 野崎義宏

発表学会

  • 日本整形外科学会基礎学術集会
  • 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業特発性大腿骨頭壊死症調査研究班 班会議

発表雑誌

  • Clinical and Experimental Hypertension
  • Acta Orthopaedica
  • 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業 特発性大腿骨頭壊死症の予防と治療の標準化を目的とした総合研究 研究報告書

研究論文(英文)

  • Miyata N, Kumagai K, Osaki M, Murata M, Tomita M, Hozumi A, Nozaki Y, Niwa M: Pentosan reduces osteonecrosis of femoral head in SHRSP. Clin Exp Hypertens 32(8): 511-516, 2010
  • Nozaki YKumagai KMiyata NNiwa M.: Pravastatin reduces steroid-induced osteonecrosis of the femoral head in SHRSP rats. Acta Orthop. 83(1):87-92, 2012

研究論文(和文)

  • 宮田倫明, 熊谷謙治, 尾﨑 誠, 穂積  晃, 後藤久貴, 坂本和隆, 野崎義宏, 進藤裕幸, 丹羽正美:SHRSP 大腿骨頭壊死に対する Pentosan 投与.厚生労働科学省研究補助金難治性疾患克服研究事業特発性大腿骨頭壊死症の診断・治療・予防法の開発を目的とした全国学際的研究 平成 21 年度総括・分担研究報告書 103-109, 2010
  • 野崎義宏、熊谷謙二、宮田倫明、尾崎誠、穂積晃、進藤裕幸、丹羽正美:脳卒中易発症高血圧自然発症ラットにおけるpravastatin投与によるステロイドホルモン性大腿骨頭壊死予防に関する研究.厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業特発性大腿骨頭症の診断・治療・予防法の開発を目的とした全国学祭的研究 平成22年度 総括・分担研究報告書 114-119, 2011

ラット

ラット

特発性大腿骨頭壊死症(ION)は大腿骨頭が阻血性壊死に陥り、股関節機能が失われる難治性疾患で、整形外科が治療の主体となっているものである。病態についてはいまだ明らかではないが、凝固・線溶系、脂質代謝の異常の関与が報告されている。高血圧ラットを使用した大腿骨頭壊死は長崎大学で始まったものである。

われわれのグループは、易卒中高血圧自然発症ラット(以下SHRSPと略)を用いて大腿骨頭壊死の病態解析の研究を1990年よりおこなっている。SHRSPに壊死発生率が高いこと、15週齢から17週齢に好発し、Steroid Hormoneの負荷で壊死の頻度が増加することも証明した。その原因としてSteroid Hormoneによる酸化ストレスが大変関与していることも証明した。

現在のこの方面のトピックスはSteroid HormoneをSLEなどの内科的疾患の治療で大量使用した際に、如何にして大腿骨頭壊死を予防するかである。 そのため種々の薬剤を検討やラットの実験飼育条件などを検討し、現在別個に2製剤で研究を進め、臨床に応用可能なレベルの予防効果がみられている。

動物実験として他の動物種に比較して、純系のラットを使用し、実験環境の設定が容易なことや、基礎の教室との連携など利点が多く、この方面の動物実験では、全国のトップレベルにあり注目されている。